美術工芸おがわでは定期的に「日本茶を愉しむ会」を開催しています。
このページでは、過去の日本茶を愉しむ会の様子などを掲載しています。
今回は夏におすすめの、氷と冷たいお水で淹れた、「玉露」「かりがね茶」の涼やかな冷茶をゆっくりと味わっていただきました。
まずは「かりがね茶」(煎茶の茎茶)から。
ボトルに明るいきみどり色の茶の葉を入れて、その上にたっぷのりを氷をのせて、間を埋めるように冷たい水を入れて、5時間程冷蔵庫で冷やします。
そして頂く前に、軽く上下にボトルを振り、よく冷やした深めな小さいグラスに注いでいきます。
薄いきみどり色の水色で、透明な水の様ですが、味わいはほんのり甘く、すっきりとしたのど越しで、後から新鮮な香りが口に広がります。
このお茶に合わせた、ひんやりとした和菓子「香柑」金柑の寒天寄せとの相性も良く好評をいただきました。
次に「玉露」 小さいガラスの急須に玉露の葉を多めに入れ、その上に氷を置き、氷が解けて葉の色合いが変わっていくのを目で愉しみながら ゆっくりと浸出させていきました。 またその間に、玉露のしずく茶(平たい急須に真ん中を高く葉を置き、少量の湯冷ましを回りからゆっくりと円を描いて注ぐ)を、数滴ずつ口に含んでもらい、煎を進めて、柔らかくなった深い緑色の葉を食べていただきました。
氷だしもしずく茶も本当に少量ですが、味の奥深さ、甘みを感じて頂き、「別世界ですね」と言ってくださいました。
そしてこのふたつのお茶とは別に珍しい「碾茶」の葉を口にしてもらったり、抹茶のことなど京都のお茶の話もさせたいただきました。
大変な暑さの中、ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
今回のお茶・お菓子
- お茶
- かりがね茶(京都府 童仙房)
- 玉露(京都府 京田辺市)
- 碾茶(京都府 京田辺市)
- お菓子
- 香柑(かおりかん)香川県
- 蒸し菓子 舞乃華 岡山県