日本茶は工芸品、美術品の様に、形として後世に残していくことも、昔の品に触れることもできません。
お茶をいただくことにより、お茶の歴史と継がり、日本人の美意識、心使いを体で感じることができるのだと思います。
そうやって続いてきて、これからも続いていくのでしょう。
形としてはいつか消えていく一杯のお茶ですが、そこには先人たちを魅了し続けた目に見えない不思議な力が、一杯詰まっているのです。
長い間手間をかけ、大切に育てられ、情熱を持って作られた、趣の異なる味と形がそこにはあります。
私たちもそんな作り手さんの想いもいただきながら、日常のお茶を時には主役にして味わってみませんか。
そんなお手伝いができたら幸いです。
どうぞ日本茶を愉しみにいらしてください。
心よりお待ちいたしております。