四国のなかでも最も北東に位置する香川県。
かつてはこの地方は「讃岐(さぬき)」と呼ばれていました。
讃岐から瀬戸内海を北に挟んだ対岸の岡山県には備前焼、四国山地を西に超えた愛媛県には砥部焼という大きな焼物の産地があります。
それぞれの地には焼物に適した土と素材があり、今日の発展へと繋がっています。
ここ讃岐の地には焼物に適した土こそありませんが、釉薬の素材として使用できるものが、少量ながら見つかっています。
弊社でご紹介する「さぬきの焼」は、こうした讃岐の素材を求め、県内各地を訪ね歩く伊藤信夫先生の作品です。
伊藤先生は、作品の制作にあたり、「地元(讃岐)の素材を必ず使用すること」をとても大切に考えておられます。
「さぬきの焼」は穏やかな讃岐の地で育まれた「メイド・インさぬき」の焼物を味わってみてください。