美術工芸おがわでは定期的に「日本茶を愉しむ会」を開催しています。
このページでは、過去の日本茶を愉しむ会の様子などを掲載しています。
2019年3月17日(日)美術工芸おがわのギャラリーで、日本茶を愉しむ会を開催いたしました。
色々な淹れ方で、ひとつの煎茶を味わう
今回は、湯の温度を上げていくことによって、段々と味が変化していくのを、御自身で淹れて頂き感じていただきました。
まずは、煎茶10gを急須に入れます。
1煎目 冷蔵庫で冷やした水を100mLを入れ、15分待ちます。
2煎目 50℃のぬるま湯100mLを入れ、1分待ちます。
3煎目 熱湯100mLを入れ、1分待ちます。
※どのお茶も最後の1滴までよく注ぎ切ってください。
最初の、「うま味」の凝縮されたまろやかな水出し煎茶に、皆さんびっくり。
それから、湯温が上がるに連れて段々と「渋み」「苦み」を感じて頂いたご様子でした。
3つの味の成分である、カテキン、アミノ酸、カフェイン、それぞれの溶出量が、湯の温度によって大きく変わります。
そして3杯のお茶それぞれの成分の割合も変わり、味も変化していきます。
色々な淹れ方によって味わいが違う、これも、日本茶ならではの奥深さであり、魅力の一つです。
ご参加頂いた方から「同じお茶の葉とは思えない」「自分で淹れたので、違いがよくわかり、また同じようにしてみたい」と好評でした。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
今回のお茶
- 上煎茶(滋賀)
- 特選煎茶(徳島)
- かりがねほうじ茶(滋賀)
- 炒り番茶(徳島)
- 宍喰特産 寒茶(徳島)
お菓子
- すはま(京都)
- ときわ木(京都)
- やちよかりんとう 色々野菜(香川)